なばたけ農場

なばたけ通信

2013/05/12

●再会

皆さんご無沙汰しております。水稲の種蒔き、田んぼの代掻きなど忙しい日が続き、ブログを書く余裕がないままに時間が過ぎてしまい、気がつくと庭の木々の新緑が清々しく、水を貯えられた田圃はカエルの楽園となり、“けたたましい”合唱が僕の気分を和らげてくれる。
その間、以前我が家に滞在していたウーファー達が再び訪れてくれ嬉しい再会となった。先ず、四年前に来てくれたエリオットがドイツ人の友人ロビンとゴールデンウィークに一週間手伝いをしてくれた。二人がきた日は種を播いた苗箱を苗代に並べる前日で、猫の手も借りたい程に人手が欲しかった為大変ありがたかった。またロビンは彼のおばあさんが日本の大学で教鞭をとっていた関係上、彼は日本で暮らしたこともあり流暢な日本語を話すことができ、他の外国人ウーファーとの通訳代りにもなり、非常に神経を使う作業をする上で助かった。エリオットが以前来たのは十二月で福井は毎日がどんよりとした重たい天気の続く時期だったが、今回は天気にも恵まれ一年で最も気持ちのいい季節。以前とは違う印象を受けたと思う。ロビンも日本の農家に滞在し、農作業をするのは初めてとのことで日本文化の違った側面を感じたのではないか。二人ともまた会いたくなるようなナイスガイであった。
そしてもう一つ、一昨年五カ月滞在したスペイン人のミゲルが奥さんのミズエさんと娘のタマミちゃんと来てくれた。うちにいた時は付き合っていた二人は今年に入りめでたく籍を入れ金沢で暮らしている。以前はどことなく重たい雰囲気をただよわせていたミゲルは、大きな困難を乗り越え結婚できた喜びと上達した日本語とで陽気な印象を受けた。

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