2015/01/15
●有機大豆に向けて
寒の時期に入り、自家製味噌作りをされる方への大豆出荷の為の大豆選別が忙しくなっております。
収穫乾燥後に、農協の共同選別機で選別はしてありますが、どうしても中には屑大豆が混じっています。それを再選別するのが目的。小屋の中にストーブを出しその前で椅子に座り少しづつ目視で確認。仕事の友はラジオとストーブの前でくつろいでいる猫のマイちゃん。疲れてくると薪割りをします。座ったままの作業でお尻が痛くなったり、退屈してきたり、また運動不足を解消するためには最適な作業です。
大豆の代表的な病気に紫斑病があります。品質には問題がないものの、大豆に紫色の斑点ができる病気です。なばたけ農場では“大ダルマ”という青大豆を栽培しています。この大豆はどうも紫斑病に対しての抵抗性が弱いらしく、農薬を使わない為斑点がある大豆が多く見られます。その分選別にも多くの時間をかけることとなり、虚しさもつのります。
そこで、今年の営農上の一番の課題は紫斑病克服。その為に栽培中、木酢液やお酢、その他の自然農薬を散布しようと考えています。無理と思われている有機米作りでの雑草問題を克服したように、きっと方法があるはず。それを試行錯誤する事が有機農業の一番の醍醐味です。