なばたけ農場

なばたけ通信

2012/12/17

●絶景かな絶景かな

本日は屋根にあがり落ち葉を掃いたり、雨どいに詰まった落ち葉の除去作業をした。毎年木々の葉が落ち切るのをまち、雪の降る前に行う。今年は先週の寒波がもたらした雪であきらめていたが、何とか終えることができ、やらねばならぬことをやれないかもと胸の中のモヤモヤしたものをはきだすことができた。

屋敷の中にはイチョウ、ケヤキ、杉などの高木が家に覆いかぶさるように生えており、おかげで夏は冷房がなくてもそれなりに涼しいのだが、落ち葉の始末が大変である。屋根に上がるのも少なくとも年に約2回。落ち葉の溜まるところはおおよそ同じ場所で、たとえば屋根が谷になっているところや、真上に木が覆いかぶさっているところである。雨樋にしても葉っぱがたまるのは毎回同じところで、そのため広い我が家の屋根掃きといっても1日もあれば終えることができる。これをしないと雨漏りなどの原因となり、また枝が落ちて瓦が割れていないかなど屋根の点検にもなる。

屋根掃きはまだいいとして問題は雨どいの掃除である。得てして梯子がかけられないところに葉っぱがたくさんたまるもので、そんなときどちらかというと高いところが不得手な僕は、勇気を振り絞り屋根の先まで行き、恐る恐る手を伸ばし雨どいの掃除をする。こうした時は気が張り詰めており滅多なことはない。吉田兼好の「徒然草」、確か最終段であったと記憶しているが、庭師の親方と弟子の話にあるように、本当に危ないのは安心して気が緩んだ時である。

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