2012/09/ 3
●旬の味覚
今年はよくスイカを食べた。炎天下での農作業、Tシャツが重たくなるほど汗をかいたあとに食べるスイカは何ものにもまさる。
これまであまりスイカを美味しいと思はずにいたが、年を重ねるにつれ嗜好がかわるのか、むしゃぶりついて食べた。
自然はよくできているとおもうのは、季節によって美味しいと感じる食べ物がじつに妙をえている。
夏真っ盛りの今はスイカ。
けれども、もう10日もすぎたちょうどコシヒカリの稲刈りどきは、梨が良い。
この時期は暑いことは暑い。けれどもスイカではなく梨なのである。誰が何と言おうと梨である。私が思うに西瓜が美味しいと感じるときは、とにかく水分がほしい。けれどもお茶や水では何かがもの足りない。それはわずかながらの“甘さ”である。スイカはその加減が適度なのだ。
けれども、9月の稲刈りどきはさらに糖分を身体が欲している。これにはまさに梨がピッタリだ。
“透きとおった青空”,“赤トンボ”,そして“梨”,私が稲刈りで連想する言葉である。
稲穂も黄金色になり、頭を重たく垂れいよいよ稲刈りが始まる。味覚の秋、梨が美味しい季節到来。なばたけ農場の新米もよろしく。