なばたけ農場

なばたけ通信

2012/10/29

●麦踏み

麦の種蒔きから2週間。きれいに芽も出そろい、葉っぱも2枚まで育った。現在大豆の収穫真っ只中だが、味噌用青大豆の刈り取りを終え、黒大豆の収穫までちょっと一息。それで “麦踏み”をしようと思いつく。

麦踏みの目的は根の張りを良くすること、茎の数を増やすこと、そして穂が出たあと倒れにくくすることである。私にとって麦踏みは初の試み。というのは農作業が落ち着く12月頃になると、どんよりとした天気になり晴れの日がほぼなく、麦踏みのタイミングを逃してしまってきたからだ。そのため少々時期は早いかなと思いながらも、この時を逃してしまうと次はいつになるかわからない。

我が家には麦踏み専用のローラーはない。そこで水稲の苗作りで行う“苗踏み”用のローラーを使ってみようと思いつく。幅約60cmのローラーを転がすと36cm間隔でまいた麦を一度に2列麦踏みができる。30kgほどのローラーで踏まれたあとの小麦は根元から折れ曲がっているが、思ったよりは痛々しくはない。青空のもと一時間ほどの麦踏みで気持ちのいい汗をかいた。これから雪が降るまでにはもう一回はやりたい。それからは雪が自然と麦踏みをしてくれる。

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