2012/11/11
●石窯のある暮らし
先週は月曜日と木曜日にパンを焼き、土曜日にはピザ会をした。農作業も一段落したおかげで、石窯の使用頻度も急上昇。一度にこねる小麦粉は1.2kg。他は塩、砂糖、市販の天然酵母。気分次第でレーズンや干しイチジク、ナッツ、あるいはチョコチップをいれる。当然、手でこねる。時間にして約15分。生地との対話を楽しむ。と言うとかっこいいが、ただ機械がないだけである。
コネ上がった生地を発酵器に入れ1次発酵、分割、成形、2次発酵と進む。その間に石窯に火をいれる。薪をくべたり、生地をチェックしたりしながら農作業も同時進行。有機農業は忙しいのである。
石窯には温度計は付いておらず、石窯の内壁の様子で頃合いをはかる。壁についている煤が最初は黒色で、白色になってくれば温度が上がってきた目安になる。それでも天候、生地の状態、農作業の都合などで焼きあがるパンは、焼きが甘かったり、逆に焼きすぎたり様々。そんなパンでも自給自足を目指す私達の食卓を華やかにしてくれるには十二分である。